大河ドラマ『どうする家康』が放映されたこの年だからこそ!な「駿府」=静岡市方面、私が今イチバンお話をお伺いしたいオヤジナンバーワン・家康公ゆかりの旅を、観光スポット・グルメ・宿泊までくまなくご紹介いたします。
昨年10月より開始され、今年も1月10日より3月いっぱいの宿泊まで適用期間が延長されている「全国旅行支援」を絡ませるのもおすすめです。
- 駿府=静岡駅拠点で外せない!「家康公」ゆかりの観光スポットはズバリ3つ!
- 「駿府」旅に欠かせないグルメ
- お土産も清水でゲット!
- 宿泊のオススメは「日本平ホテル」
駿府=静岡駅拠点で外せない!「家康公」ゆかりの観光スポットはズバリ3つ!
でありましょう。
鉄道でいうと東海道新幹線は静岡駅〜東海道本線は清水駅あたりのエリアとなります。
今回の記事で、この3スポットについて、次回の記事では、この3スポット巡りをさらに楽しめる、グルメスポットや宿泊ホテルについて、触れていこうという流れです。
久能山東照宮
東照宮というと、日光が有名になっちゃいましたが、実はここ、久能山が「元祖」です。
家康公は、自分が亡き後について以下のような遺言を残されました。
自分の遺体は駿河の久能山に葬り、
江戸の増上寺で葬儀を行ない、
三河の大樹寺に位牌を納め、
一周忌が過ぎてから、下野の日光山に祀ること
ということで、家康公の遺体は、久能山東照宮に葬られたわけです。日光東照宮は少なくともその1年以上あと、ということなんですよ。
ともすると、久能山東照宮でのお目当ては、家康公のご神体を拝むこと、となりましょう。
久能山へのアクセス
海側から、日本平側から、2通りございます。が、私は圧倒的に、
日本平山頂からの「日本平ロープウェイ」乗車がオススメ!!
海側からのアクセスは石鳥居から数えて1159段の段数を誇る階段がそびえており、「いちいちご苦労さん」と語呂が当てられております。
1159段というのがどういう段数か、「さぬきのこんぴらさん」御本宮までが785段、それをはるかに上回る段数でございます。
こんぴらさんで500段、省略してもなお、残りの300段近くでひーこらいっていた我々母娘にとっては、ここは日本平を拠点として久能山ロープウェイ一択でございます。
ロープウェイなら、階段の段数はおよそ100段ほど
このくらいなら、なんとかなりますよ!?
ちなみに、日本平側のロープウェイ乗り場では、『どうする家康』ファンにはたまらない、家康公ゆかりの!?お土産がいっぱいありましたのでそちらも併せて楽しまれるのもよいのではないでしょうか。
ちなみに、
日本平ホテルに宿泊すると、日本平ロープウェイ乗り場までの無料送迎サービスを利用できちゃいます!
詳しくは後半の宿泊先の部分でご紹介しますが、こちらを利用するのも便利です。
三保の松原
もうこれは、見ればわかるでしょ状態の、最強スポット! 平成25年6月に富士山世界文化遺産の構成資産に登録されております。
おすすめのフォトスポット
こちら、浜に出て、富士山に近い北方向に進んでしまう方がほとんどなのですが、
まあ、コレはこれで。
ですが、もうちょっと海に近寄ると、いい写真撮れたかもと後悔してる部分はあります。
富士山から遠ざかる南方向からの景色もなかなかですので、北から南まで、くまなく歩いてみてください。
浜がくいっと海側にカーブして、テトラポットがあるのが目印です。
家康公は風光明媚なこの地をたびたび訪れ、御座船からの絶景を楽しんだといわれています。また、朝鮮通信使が清見寺を訪れた際には、三保松原を眺める遊覧でおもてなしされたそうです。
あ、忘れるところでした、
「羽衣伝説」でおなじみ、「羽衣の松」は3代目だそうです。
三保松原へのアクセス
車がイチバン楽!?
ドライブがてら、車で向かわれる方がほとんどなのでしょうが、昼間、清水で海鮮丼を食べながら飲んだくれたい方には向かないですよね…
清水駅からバスもございます
清水駅から「三保松原入口」に行く通常ルート
ですと、三保松原入口で下車してから「神の道」含む徒歩20分ほどで三保松原に到着します。
三保松原はこの他に、絶景まで徒歩1分の「世界遺産三保松原」なるバス停がございまして、土日祝限定で運行いたしております。
ワタクシ珍しく、1月の3連休最終日に三保松原へ参ったのですが、たまたま行きは「三保松原入口」から「神の道」を歩いて気分を盛り上げ、帰りは「世界遺産三保松原」からさっさとバスに乗る展開に。これが大正解!!ラッキーでございました。
神の道は片道(できれば三保の松原に向かう方向)は歩いておくことを強くおすすめいたします!!
駿府城公園
静岡駅からアクセス便利!!
徒歩15分orタクシーでお手軽行けてしまうここは、3スポットの中で、行ってみて一番拍子抜けしちゃったというか、イメージとのギャップが大きかった場所です。
本丸、二ノ丸部分が普通に「公園」になってるんですよ。
駿府城公園とあるので、その名の通りといえば、それまでなんですけどね。本当に「公園」として、地域の皆さんの日常に溶け込んでいるんです。逆をいえば全然お城っぽさがない。
もちろん、お城としての面影が全くないわけじゃないのですよ。敷地の四隅にその名残があって、そのうちの3つ、
東御門・巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)、紅葉山庭園は大人料金360円で3施設すべて見学可能
です。
東御門・巽櫓(たつみやぐら)
ここでは、いろんな展示ですとか、
家康公の幼少期=竹千代と名乗っていた時代の勉強部屋が復元されていたりしますので必見です!
坤櫓(ひつじさるやぐら)
ここは背後にそびえ立つ静岡市立静岡病院との競演が、アタクシの職業柄なんともww
各階の床板と天井板をすべて取り外しており、1階から3階の梁まで見通すことができます。
紅葉山庭園
この写真の左上、
庭園の中に富士山が作られていたのには、ほっこりしました。
そして、もちろん、コレはハズせません!!
徳川家康公銅像を拝むのも忘れずに!
公園の中心にいらっしゃる、家康公には忘れずにお会いしないとですね!
当時75歳まで生きたご長寿「健康マニア」だった家康公も、銅像ではでっぷりした体型でらっしゃいましたが、
60超えたらたくさん食べて、ちょっと肥えてるくらいなのが、長生きですからね!!
横にいるおっかさんの喰いっぷり見てりゃわかります笑笑
あとそしてこちらもぜひ!
駿府城跡天守台発掘調査の模様がなんと、無料で公開されております!
これは、歴史好きにはロマンですよ〜〜!!
駿府観光には外せない存在「富士山」は冬がいい!
冒頭でも書きましたが今年の大河ドラマは『どうする家康』。私が今イチバンお話をお伺いしたいオヤジナンバーワン・家康公ゆかりの地を旅するにあたり、外せないのが、家康公も愛したとされる富士山の存在です。
今回ご紹介した3スポットのうち、三保松原は当然のこと、久能山ロープウェイの出発地である日本平、駿府城公園、いずれも富士山がお目見えするスポットです。家康公の人生において、富士山という存在は大変大きかったに違いないのではないか、と実感できます。
富士山はどちらが「表」か、静岡Vs山梨の対決をあおる論争は度々見かけますが、今年に限っては静岡と言わざるをえない状況でありましょう。
あまり馴染みのない地域の方が「年中見える」前提で旅をプランニングしていることにビックリしたことがあるのですが、このお山、クッキリ全体が見えることの方が稀であり、「富士山ビューのホテル」とうたっていても、天候のせいで見えないことは決して珍しくありません。が、静岡県側からの富士山、冬はかなり勝率上がります。
冬は東京からも、高層ホテルなどから、遠目に富士山が見える確率が上がるのです。神奈川・静岡と近づけば余計綺麗に見えることは想像に難くないわけです。晴天が多く、空気も澄んでいて富士山の綺麗な冬こそ、お楽しみいただけるチャンスです!!
「駿府」旅に欠かせないグルメ
清水港のマグロ&桜えびで腹ごしらえ
静岡駅から東海道本線でわずか10分の清水駅は「三保の松原」観光の拠点ともなる場所ですが、ここから徒歩5分ほどの、清水港にほど近い、「清水魚市場 河岸の市」界隈で食べる海の幸が最高です。
清水港は2021年まで「冷凍マグロの水揚げ日本一!」
桜えびも駿河湾の特産品です。他の海域にも生息しているものの、漁獲対象となっている場所は、日本では駿河湾しかないそうです。 漁獲されたサクラエビは、清水にほど近い由比漁港に水揚げされています。つまり「由比の桜えび」も、ここで食べておきたいグルメの一つです。
宮本商店
「河岸の市 いちば館」内と、館内を出てちょっと南に2号店があり、今回ご紹介するのは2号店になります。
ここはマグロ丼と桜えびのかき揚げがセットにできるのが最高です。
この宮本商店さんでもう一つ、値段をみてあまりにビックリし、追加してしまったのが、こちらの方々。
本マグロ大トロ1000円、中トロ800円、合わせて1800円ポッキリです。味はもちろん、最高級。
今まで食べていた中トロ・大トロはいったいなんだったのでしょうか。
ととすけ
「河岸の市」まぐろ館2階にございますこのお店は、1本のまぐろから2個しかとれない「カマ」をオリジナルの製法で揚げ、先代からの継ぎたしの甘辛ダレをからめた「ととすけ揚げ」が名物です。
単品オーダーでもよいのですが、海鮮丼を頼むと、もれなく無料で「ととすけ揚げ」がついてくるという、実に太っぱらなサービスがございますので、食いしん坊なワタクシは当然、丼とセットで堪能いたしました。
余談ですが、ここに来て「はごろもフーズ」の意味するところを、初めて認識しましたww
静岡おでん
第二次大戦後には、廃棄処分されていた牛すじや豚モツをおでんの具材としたところ、人気が高まったそうです。
駿河湾で水揚げされる魚介類を利用した黒はんぺんなど、魚のすり身を使った練り製品がおでんの具に使われています。
駿府城公園とセットで楽しむのがオススメ!
静岡おでんのはじまりは大正時代だそうで、家康公ゆかりのグルメでもなんでもないのですが笑
今や、静岡駅に降り立つと、ところどころでみられる「静岡おでん」の文字。これは駿府城公園に行くついでに食べておきたいところです!
実は駿府城公園内にもおでん屋さんがあります
が、この後静岡駅から電車の時間があったりなどでしたら、
静岡駅構内でもいただくことができます!
静岡駅構内「アスティ静岡 東館」内にありました「海ぼうず」さんにて。
駿府城公園を散策後の、もちろん真っ昼間からビール&おでん、最高でした!
お土産も清水でゲット!
「清水魚市場 河岸の市」では、グルメが集結した「まぐろ館」のほか、お土産の名店が揃う「いちば館」が隣接しており、ここでひとしきりお土産を購入できるのですごく便利です。黒はんぺんや桜えびが人気みたいです。
母の大好物でもあります、
桜えびはいちば館の「石川商店」さんでの購入がおすすめ!
お店のおばあちゃんが揚げた天ぷら(おそらく非売品)をいただきながら、男性の店員さんが各商品の魅力をとても丁寧に説明してくださいます。
宿泊のオススメは「日本平ホテル」
外に観光には行かない、いわゆる「ホカンス=ステイケーション」としての滞在でも、観光もお部屋も楽しむ、観光拠点としての滞在でももおすすめできるホテルです!
絵画のようなパノラマ富士を味わえるのが魅力のこのホテルですが、
富士山と美味しいスイーツが楽しめる「テラスラウンジ」は泊まらずとも、外来客も利用可能
ここのスイーツの美味しさは折り紙付き。
本当はアフタヌーンティーを味わいたいところなのですが、2人前からなので…。
1人で2人前のアフタヌーンティー食べちゃってもいいかも説あったのですが、駅弁やら先のおでんやら大量に食べた後でしたので、可愛くケーキセットにしてます。
ぜひとも富士山ビューの客室を!!
若干割高にはなりますが、オススメはやはり、富士山ビューのお部屋です。
日本平ツイン
富士山ビューのお部屋カテゴリーの中では一番ベーシックなタイプのお部屋ですが、
このカテゴリーのお部屋でもクオリティー十分です!!
コーナースイート
ここのお部屋の魅力は「ビューバス」
バスタブがガラス張りで、富士山の景色が楽しめちゃいます。
朝風呂していた母が、すっかり気持ちよくなって、バスタブに入りながら大声で歌っていて、起こされました笑
久能山ロープウェイ乗り場までの無料送迎サービス
片道1kmの道のり、距離的に歩いても問題ないのですが、坂なので…笑
路線バスで行こうと、時間まで調べておりましたが、ホテルの車で行きも帰りも無料で送ってくださり、助かりました。
行きはフロントで声をかけ、帰りは日本平側の、ロープウェイを降りたところでお電話するだけで予約も不要でした。車の台数が限られているので、依頼が殺到すると、待ち時間が生じることもあるそうですが、大変ありがたいサービスであることは間違いないです!
以上、大河ドラマ『どうする家康』で注目!富士山と家康公に思いを馳せる「駿府」=静岡の旅をお届けいたしました!
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