この春、世界遺産大辞典が改定されました!
これを機に世界遺産検定1級に挑戦される方、多いのではないでしょうか。
本記事は昨年7月、世界遺産1級に合格した私がそのノウハウを元に、バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)の5つの世界遺産について、写真たっぷりにまとめさせていただきました。
海外の世界遺産はとても数が多いですが、テキストの赤字部分・黒字部分の出題がほとんどです。
マークシートですので、しっかり暗記しなくても、文字を見て思い出せればOK。
とはいえ
勉強を始めてみたものの、なかなかテキストのみだと写真が少なく、文字だけではイメージが湧きづらい部分もあるかと思います。
本記事はその辺りを補足させていただきました。
旅好き(&歴史好き)でしたらいくら勉強しても楽しいし決して損はない世界遺産検定、
これからのお勉強に、ぜひお役立ていただければと思います!
バルト三国の特徴は、
それぞれの首都が世界遺産
そして、リトアニアを除いた他の2カ国は、それが唯一の世界遺産でもあります。
リトアニアは首都ビリニュスに加え、ケルナヴェ古代遺跡、クルスキー砂州(ロシアとのトランスバウンダリー・サイト)の2つがありますので、バルト三国の世界遺産は合計5つ、ということになります。
エストニア
タリンの歴史地区
13世紀、ドイツ騎士修道会が城を建築したことに始まり、ハンザ都市として発展
ここと、このあとのリガの歴史地区もハンザ都市。「ドイツ」がキーワードになってきますね。
実際はかわいい町並みとか、カフェなどに目が行きがちなこの街です。
トーンペアという城塞のある丘のふもとにハンザ都市ならではのカラフルな家並みが広がっている、
実は城壁都市であるというのがここタリンの特徴。
実際は壁に沿ってアーティストさんの作品がズラリ並んでいたりしてとても素敵です。
ラトビア
リガの歴史地区
都市の歴史が建造物に現れている街
リガは
- 中世にドイツ人によって築かれた旧市街
- 18世紀の帝政ロシア時代に建造された新市街
と、時代による建造物の違いがポイント。
こちら、15世紀の建築が完璧に修復されている三兄弟の家
とても可愛いらしいですね!
対する新市街はユーゲントシュティール様式(ドイツ語圏のアール・ヌーヴォー)
私個人的には最初の木造建築の方が可愛らしくて好みですが、皆様いかがでしょうか。
リトアニア
ビリニュスの歴史地区
バルト三国の首都の中では唯一内陸にある、とのことでこんな山間部の街並みな雰囲気のようですね。
そしてロシア正教のこんなネギ坊主屋根の教会も混在してるそうです。
世界遺産を勉強していると、ロシアとか、ジョージアとか、ブルガリア、アルメニアなどの「キリスト教正教」の教会に惹かれてしまいますよね。
日本では普段馴染みがないからかしら。
さて、世界遺産検定テキストでは一番行数も少なく、扱いが少ないビリニュスの歴史地区なのんですけど、
唯一赤字になってた、
聖アンナ聖堂のお写真がこちら、
そしてこんなキレイな夜景の写真も拾えました。
以上、バルト三国の首都3つ、
どこも可愛い街並み、歩いているだけで幸せになりそうですね。
食べ歩きカフェ巡り絶対したい!!笑
次は、唯一首都以外の場所も世界遺産登録されているリトアニアの2つの世界遺産を見ていきましょう。
ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)
インスタグラムにとっても素敵な動画が!
旧石器時代後期(紀元前9000年〜前8000年頃)から、定住が始まり、
中世までの要塞や居住集落、
キリスト教化される以前のものを含む墓地遺跡などからなる考古遺跡の集合体です。
中世には重要な都市でしたが、14世紀末にドイツ騎士修道会によって破壊され、住民は街を放棄して高台に移住。
そのため、保存状態良く残されました。
クルスキー砂州
リトアニアと、ロシアにまたがる世界遺産(トランスバウンダリー・サイト)
ニダ砂丘
ビリニュスから車で4時間20分、(途中で車ごと船に10分)
ちょっとしたビーチリゾート?の側面もあるようです。
さいごに、
番外編:東京からバルト三国のアクセスと必要日数
モスクワ(ロシア)、ヘルシンキ(フィンランド)、ワルシャワ(ポーランド)あたりを拠点に巡ることになりそうな。
この3都市は3都市でそそられますね〜〜
首都3都市だけ巡るのであれば1週間だけで足りそうです。
〜参考サイト〜
⇨ ★まとめ★【エストニア タリン旧市街】世界遺産の歴史地区がキレイに見下ろせる展望台3選
⇨ ★まとめ★ 【エストニア タリン旧市街】幸せカフェめぐり❤︎ フォトジェニックで美味しかった3軒
⇨ 【タリン】《Ⅲ Draakon (3ドラーコン)》中世のタリンが味わえるコスプレ食堂!
〜参考図書〜