観光で出歩くといっても「ありがち」な旅はつまらない。
ということで、どこか穴場な旅先はないか、そんな母娘のアンテナにドンピシャでしたのが、今回ご紹介する「鞆の浦(とものうら)」。
この地名を聞いただけでピンとくる方は、近くにお住まいか、よほどのマニアに違いないと思います。広島県は福山駅からバスで30分ほど。第二次世界大戦の戦火を免れ、戦前の古い街並みが残り、ジブリ映画『崖の上のポニョ』の舞台となった港町です。
2023年のひな祭り(というかWBC!?)時期に滞在し、すっかり気に入ってしまい、8月に瀬戸内の豪華クルーズ船「ガンツウ」乗船の際、前泊の場所として再訪しました。
ということで、今回は、今後も絶対リピートするであろうこの地の、観光と素敵なお宿について、お届けいたします。
アクセス法
まずは「福山」駅へ!
福山駅の何が偉大かって、新幹線「のぞみ」が何本かに1本止まることですよね!?
しかも駅前すぐに「福山城」があるという笑笑
福山を拠点、といえば、まず思いつくのが「尾道」なのかな、と。鞆の浦はなんかガイドブック的に「尾道のついで」みたいな扱いなんですが、行ってみると尾道とはまた全然違う場所でございますよ。
我々は福山駅から、お宿の無料送迎バスに乗りましたが、ここから路線バスも出ておりますし、近い方はお車で行かれるかもしれませんし、とにかく鞆の浦は福山を拠点とするスポットなんですよ、ということでご理解いただければ、と思いますよ。
観光・グルメスポット
最初に目指すは「常夜燈」!
到着したら、サクッと観光。
なんか最初からネタバラシみたいな感じになってしまうような気もしますが、まずとにかく目指すはこちら「常夜燈」でございますよ。
あとは、この常夜燈にからめて、いろんな画角でパシャパシャするよろし。
この画角なんて、まさに「ポニョ」じゃないでしょうか?(知らんけどw)
さて、こんな綺麗なところをみると、カフェで甘いものが食べたくなるえりおちゃんなのですが、瀬戸内といえば「レモン」。この界隈では「雲レモン」がキーワードのようなのです。
スイーツショップ「鞆の雲」さんで雲レモンかき氷を!
調べてみる限り、どうも口の中に入れると「フワッと」するというイメージから名付けられたのだとか。
まあ私としては、美味しければ細かいことは気にしない、ということで、スイーツショップ「鞆の雲」さんの外観と雲レモンかき氷の画像を置いておきます。
この記事は12月にアップしたものですが、冬にこの記事を読まれている皆様、なんでまたこの寒い時期にかき氷なんだ!?という細かいツッコミはご容赦ください。なんたってこれを頂いたのは真夏のことでございますのでw
昔ながらの街並みと「保命酒」
広島は被爆地ですが、同じ広島でも鞆の浦は第二次世界大戦の影響を全く受けなかったそうで、古き良き街並みが今も残っております。
なんと、江戸時代の港湾施設、常夜燈・雁木・波止・焚場跡・船番所跡の5点セットがほぼ完全な形で残っているのは、日本では唯一、鞆の浦だけなのだとか!
なものですので、この界隈では「築200年」とかアタリマエのようです。
中でも注目だったのがこちら、「保命酒屋 鞆酒造株式会社」さん!
ここで保命酒と、保命酒の酒粕を試飲・試食させてくださいました。
鞆の浦の名産である保命酒は現在、鞆の浦にある4つの保命酒屋でしかつくられていないのだそうです。
名前を聞くだけで寿命が延びそうなこのお酒は、焼酎、もち米、麹の3つに十三種類の生薬が漬け込まれ、独特の甘さをもつお味。アルコール度数の高い漢方薬のようです。
3月にお伺いしたので、お雛様も!
江戸時代から続くお家の「戸締まり」法、「お店の中のものをどかしてから、天井に上げた扉の板をパタパタ倒すのよ。毎日大変で…」と、その構造まで!ご親切に、説明してくださいました。(買わなかったのにw)
なぜ買うに至らなかったか、と申しますと、そもそも家でお酒を飲む習慣がございませんうえ、さすがにそのまま飲むのはキョーレツすぎてw、このあとご紹介するお宿「汀邸 遠音近音」で「保命酒カクテル」という形で堪能させていただいたのでした。ありがたいことです。
旅の拠点に!宿泊先は「汀邸 遠音近音」で決まり!
「みぎわてい をちこち」と読むこちらのお宿。実は観光以上にここが、我々母娘の最大のお目当てだったりして。笑
一歩入ると、もうそこは別世界…
観光はついでかよw ええ、だって今まで紹介したところ全て、お宿から徒歩圏内ですもの。
このお宿の写真、みるだけでヨダレが出そうでございましょ? もう、最高でございますよ!
観光後はぜひ、こちらでゆっくり過ごされてください。
以上、同じ瀬戸内でも穴場感満載な鞆の浦の観光スポットとお宿、お届けいたしました。
<関連記事>