この春、世界遺産大辞典が改定されました!
これを機に世界遺産検定1級に挑戦される方、多いのではないでしょうか。
本記事は昨年7月、世界遺産1級に合格した私がそのノウハウを元に、エチオピアは9箇所の世界遺産について、写真たっぷりにまとめさせていただきました。
海外の世界遺産はとても数が多いですが、テキストの赤字部分・黒字部分の出題がほとんどです。
マークシートですので、しっかり暗記しなくても、文字を見て思い出せればOK。
とはいえ
勉強を始めてみたものの、なかなかテキストのみだと写真が少なく、文字だけではイメージが湧きづらい部分もあるかと思います。
本記事はその辺りを補足させていただきました。
旅好き(&歴史好き)でしたらいくら勉強しても楽しいし決して損はない世界遺産検定、
これからのお勉強に、ぜひお役立ていただければと思います!
エチオピアの世界遺産は9つ…うち一番最初に世界遺産登録された遺産が2つ
1. ラリベラの岩の聖堂群
エチオピア高原北東部、標高3000mの場所に建てられた、11の岩窟キリスト教聖堂群。
12〜13世紀、ザグウェ朝の7代国王ラリベラの命により建造されました。
最初に造られたとされる聖堂はマリアム聖堂
最後となる11番目に造られたのは柱を持たない十字形の箱のような造形のギョルギス聖堂
このほか、
同じデザインで造られた2つの聖堂が内部で繋がっているゴルゴタ・ミカエル聖堂
「聖母の家」という意味を持つで投げる聖堂
などがあるそうです。
当時、ヨーロッパではロマネスク様式やゴシック様式の教会がトレンドだった中、
こちら、ラリベラの岩窟教会は紀元前後にエチオピア北部で繁栄したアクスム王国の建設様式などの影響を受けている点が特徴です。
5. 城塞歴史都市ハラール・ジュゴル
19世紀半ごろ、フランスの早熟な天才詩人アルチュール・ランボーが晩年を過ごした街としても知られているそうです。
6. アワッシュ川下流域
人類最古の歴史を示すメスの原人の化石「ルーシー」が発見された世界遺産。
正確には350万年以上前にすでに二足歩行を行なっていたとされる猿人アウストラロピテクス・アファレンシス。
当時エチオピアでビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」が流行していたことにちなみ、ルーシーと名付けられたのだそうです。
古人類学研究において重要な意味を持つ時期の地層はアフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷で、プレート境界の一つである大地溝帯に集中しているのですが、このアワッシュ川下流域がその地帯の一部に当たるわけなのです。
なお、エチオピアには「アワッシュ国立公園」が有名ですが、このアワシュ川下流域はさらに下流の地域になり、ヤングディラッサ国立公園とその周辺域が指定されているのだそうです。
7. オモ川下流域
250万〜4万年前の猿人、原人の化石が次々と発掘されたエリア。
中でもアウストラロピテクス属に関しては数種が発見されており、現在世界で判明している種の大部分を占めるのだそうです。
250万年前、現生人類ホモ・サピエンスの最初の祖先とされるホモ・ハビリスが使用したとされる石器類も出土されています。
8. コンソの文化的景観
9. ティヤの石碑群
番外編:エチオピアの世界遺産を巡るツアー
クラブツーリズムさんから両極端なラインナップ。
『弾丸!エチオピア 岩窟教会を訪ねて5日間』 短期間ツアー/「アフリカのエルサレム」と呼ばれるラリベラへ
『ビジネスクラス利用(成田~アジスアベバ間)大自然と歴史・文化が織りなす感動の世界 神秘の国エチオピア 10日間』<ロイヤル・グランステージ>
2泊5日でラリベラだけみて帰ってくる、超弾丸ツアー約30万円と、
最高級ツアーは<ロイヤルグランステージ>よりラリベラ・シミエン国立公園・ゴンダール遺跡と超ゴージャスに巡るツアー、140〜160万円!
その中間はありませんでしょうか(^_^;)
でもなんかいつかは行ってみたい、エチオピアです。
以上、エチオピアは9つの世界遺産、覚えやすい順に並べてのご紹介でした。
なんとなくイメージつきましたでしょうか?
少しでもお役に立ちましたら幸いです。
それでは、ご武運を!
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〜世界遺産検定1級 試験対策 こちらもどうぞ〜